再生計画のもと、プレDIPファイナンスを活用し、長期運転資金および短期仕入資金を調達することで資金繰りの安定を図った。
2025.03.25
事例14_小売業_追加融資+リスケジュール
- 対象企業
- 業種:小売業
売上:約1.5億円
- 背景
- 近隣の同業者やECを含む競合の台頭により、売上は減少し続けていた。その中で、十分なコスト削減を行わなかったため、損益が悪化。さらに、創業家への多額の貸し付けにより資金繰りがひっ迫し、経営の安定性が大きく損なわれた。
このような状況を受け、後継者候補の入社を機に事業の立て直しを図るべく、活性化協議会スキームを活用し、再生計画の策定に着手した。
- 再生業務の実施
- 資金繰りの安定、社内体制の整備、収益性の改善を目的に、プレ再生計画を立案し金融機関の同意を受ける。
計画においては、プレDIPファイナンスを活用し、長期運転資金および短期仕入資金を調達することで資金繰りの安定を図った。
また、計画期間においては、EC販売のプロセス構築や社内体制の整備を支援し、事業基盤の強化に取り組んでいる。特に社内体制の整備に関しては、資金繰り管理を優先課題と位置づけ、現状の人員で対応できる日次・月次の資金繰り表(予定・実績)の作成を支援し、資金管理の精度向上に取り組んだ。