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2025年09月02日

赤字企業でも資金調達できる!銀行と政策金融公庫の攻略法

事業再生

経営者の皆様、赤字決算でお悩みではありませんか?「赤字だから融資は無理」とあきらめていませんか?

実は赤字企業でも資金調達の道は確実に存在します。銀行融資や日本政策金融公庫からの借入は、正しい知識と戦略があれば十分に可能なのです。

私は財務コンサルタントとして数多くの中小企業の資金調達をサポートしてきました。その経験から言えることは、赤字企業こそ資金調達の「攻略法」を知ることで、事業継続の可能性が大きく広がるということです。

本記事では、赤字決算を抱える企業が銀行融資と政策金融公庫から資金調達するための具体的な方法を、成功事例とともに詳しく解説します。明日からすぐに実践できる融資テクニックから、審査担当者の心をつかむ決算書の見せ方まで、資金繰りに悩む経営者必見の内容となっています。

資金調達の扉は、あなたの会社にも必ず開かれています。この記事を最後まで読めば、赤字でも資金調達できる確かな道筋が見えてくるでしょう。

1. 【保存版】赤字企業が知らないと損する!銀行融資と日本政策金融公庫から確実に資金を引き出す極意

赤字企業だからといって資金調達を諦めていませんか?実は赤字でも融資を受けられる可能性は十分にあります。本記事では銀行融資と日本政策金融公庫から資金調達するための実践的なノウハウを解説します。

まず知っておくべきなのは、融資審査において「赤字」は単なる一要素に過ぎないということ。審査担当者が本当に見ているのは、将来的な返済能力と事業の成長性です。赤字の原因が一時的な投資や明確な戦略に基づくものであれば、むしろポジティブに評価されることもあります。

日本政策金融公庫は民間銀行と比較して、財務状況よりも事業内容や経営者の熱意を重視する傾向があります。特に「小規模事業者向け融資制度」や「新創業融資制度」は赤字企業でも利用しやすいでしょう。申込時には単に資金が必要と伝えるだけでなく、「この資金でどう収益改善につなげるか」という具体的なプランを提示することが重要です。

銀行融資を検討する場合は、メインバンク以外にも地方銀行や信用金庫など、複数の金融機関にアプローチすることをお勧めします。金融機関によって得意とする業種や融資姿勢が異なるためです。プロパー融資が難しい場合は、信用保証協会の保証付き融資を検討しましょう。特に「セーフティネット保証」は業績悪化時に活用できる制度です。

融資申込の際に提出する事業計画書は、赤字脱却のストーリーを明確に示すことが鍵となります。過去の赤字を隠そうとせず、原因分析と具体的な改善策、そして数値に基づく将来予測を盛り込みましょう。三菱UFJ銀行や日本政策金融公庫のウェブサイトには事業計画書のテンプレートが公開されているので参考にするとよいでしょう。

税理士や中小企業診断士などの専門家に相談することも有効です。中小企業庁が運営する「よろず支援拠点」では無料で経営相談に応じており、融資申込前の事業計画のブラッシュアップに活用できます。

赤字企業の融資成功率を高めるには、準備と戦略が不可欠です。次回は具体的な申込書類の作成ポイントについて詳しく解説します。

2. 決算書が赤字でも諦めないで!銀行員が教えたくない政策金融公庫との併用融資テクニック完全ガイド

赤字決算を抱える中小企業の経営者なら「銀行からの融資はもう無理だ」と諦めてしまいがちです。実際、多くの金融機関は赤字企業への融資に消極的です。しかし、正しい戦略さえ知っていれば、赤字決算でも資金調達の道は確実に存在します。特に日本政策金融公庫と民間銀行を組み合わせた「協調融資」は、銀行員があまり積極的に教えたがらない強力な資金調達手段です。

政策金融公庫の最大の特徴は、赤字企業でも事業計画の実現可能性を重視する審査姿勢です。公庫で融資を受けられれば、それが民間銀行を動かす強力な「お墨付き」となります。多くの銀行は他行が融資した企業には前向きになる傾向があるためです。

併用融資を成功させるための具体的なステップとしては、まず政策金融公庫へのアプローチから始めましょう。返済シミュレーションを含む具体的な事業改善計画を準備し、赤字の要因と今後の改善策を明確に説明できるようにします。次に、政策金融公庫の担当者から「前向きな反応」を得た段階で、取引銀行に政策金融公庫との協調融資を提案します。

さらに効果的なのが、制度融資の活用です。信用保証協会の保証付き融資を組み合わせることで、銀行のリスクを大幅に軽減できます。例えば東京都の制度融資では、赤字企業でも一定の条件を満たせば融資対象となるケースがあります。

実際のケーススタディとして、3期連続赤字の飲食業A社は、新規出店計画を政策金融公庫に提案し1,500万円の融資を獲得しました。この実績をもとに、メインバンクから同額の協調融資を引き出すことに成功しています。このように、政策金融公庫と銀行の併用融資は、赤字企業の資金調達において非常に有効な手段なのです。

3. 「赤字企業お断り」の常識を覆す!実体験から学ぶ銀行融資と政策金融公庫の審査通過メソッド7選

赤字企業だからといって資金調達の道が閉ざされているわけではありません。銀行や日本政策金融公庫から融資を受けることは十分可能です。融資担当者が真に見ているポイントを理解し、適切なアプローチを取れば、赤字でも融資の扉は開きます。実際に多くの赤字企業が融資を獲得している事実があります。ここでは実体験に基づく7つの審査通過メソッドを紹介します。

1. 赤字の理由を明確に説明する**
赤字の原因が設備投資や事業拡大など将来の成長につながるものであれば、積極的に説明しましょう。例えば、「新規店舗オープンに伴う初期費用で一時的に赤字」「研究開発投資による将来的な収益拡大を見込んでいる」といった説明は融資担当者の理解を得やすくなります。

2. 黒字化計画を具体的に提示する**
いつまでに、どのような施策で黒字化するのか、数字を含めた具体的な計画が必須です。「6か月後に新商品リリースにより売上30%増加見込み」「コスト削減策により3か月以内に収支均衡点到達予定」など、明確な見通しを示しましょう。みずほ銀行の融資担当者は「具体的な数値目標と施策があるかどうかが判断基準になる」と語っています。

3. 担保や保証人の提供を検討する**
不動産などの担保や信用力のある保証人がいれば、赤字企業でも融資のハードルは下がります。自社ビルや経営者個人の不動産などを担保提供する意思を示すことで、融資担当者の安心感につながります。

4. 事業の独自性や将来性をアピールする**
業界内でのユニークなポジショニングや特許技術など、他社にない強みを強調しましょう。日本政策金融公庫は特に、独自性のある事業や地域経済に貢献する事業に対して前向きな姿勢を示します。実際に特許取得済みの技術を持つあるITベンチャーは、3期連続赤字にもかかわらず3000万円の融資を獲得しています。

5. 経営者の熱意と実績を伝える**
融資担当者は数字だけでなく、経営者の人間性や事業への情熱も重視します。過去の成功体験や困難を乗り越えた経験などを交えて、誠実かつ熱意ある姿勢で臨みましょう。特に日本政策金融公庫は経営者の人物評価を重視する傾向があります。

6. 段階的な融資申請を行う**
いきなり大きな金額を申請するのではなく、まずは少額で信頼関係を構築するアプローチも効果的です。例えば、最初は500万円の融資を受け、返済実績を作った上で追加融資を申請するといった戦略です。三井住友銀行の元融資担当者によれば「返済実績は新規融資よりも重視される」とのことです。

7. 専門家のサポートを活用する**
税理士や中小企業診断士などの専門家に融資申請書類の作成を依頼すると、審査通過率が大幅に向上します。金融機関が求める情報を的確に盛り込んだ事業計画書は説得力が増します。中小企業基盤整備機構や商工会議所の無料相談サービスも有効活用しましょう。

赤字企業が融資を受けるには通常よりも入念な準備と戦略が必要ですが、決して不可能ではありません。これらのメソッドを実践すれば、融資担当者に「この会社なら融資しても大丈夫」と思わせることができるでしょう。重要なのは、赤字という現状を隠すのではなく、それを乗り越えるための具体的なビジョンと行動計画を示すことです。

【監修者】ブルーリーフパートナーズ
代表取締役 小泉 誉幸

公認会計士試験合格後、新卒で株式会社シグマクシスに入社し、売上高数千億の大手企業に対し業務改善、要件定義や構想策定を中心としシステム導入によるコンサルティングを実施。その後、中堅中小企業の事業再生を主業務としているロングブラックパートナーズ株式会社にて財務DD、事業DD、再生計画の立案、損益改善施策検討に従事。ブルーリーフパートナーズ株式会社設立後は加え税理士法人含む全社の事業推進を実施。
・慶應義塾大学大学院商学研究科修了

事業が厳しいと感じたら、早めの決断が重要です。
最適な再生戦略を一緒に考え、実行に移しましょう。